カザフスタンの出産にまつわる文化・伝統について!
カザフスタンの人たちの出産にまつわる文化や伝統について調べてみました!
目次
1)生まれた時のお祝い - Shildehana(シルデハナ)
周囲の人たちがお祝いをする日です。
元はペルシア語が由来です。
祝いの品と共に祝意を伝える場で、その日はカザフスタンの伝統楽器の「ドンブラ(dombra)」を演奏したり、歌を歌ったりします。
贈り物は、歴史的なものだと女の子へはアクセサリー類、男の子へは馬具類だそうです。
以下はアゼルバイジャンで撮影されたもののようですが、
コーカサス地方やカザフ方面で伝えられている楽器です。
素敵な音色ですね!
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2)産前産後の女性に!- Kalzha(カルザ)
日本では鯉料理が昔から産前産後の女性の滋養に良いとされていますが、カザフスタンでも同じ様な文化があります。
食べられているのは牛や羊の肉です。
お祝いとしてその場で捌いて食べ、出産や産後の体力を使う時のために栄養をつけます。
3)おばあちゃんから孫へ - Besik toi(べシク トイ)
初めて赤ちゃんをゆりかごに乗せる時、おばあちゃんが孫に贈り物を送ることを言います。
さらに、周囲はBesik Zhyryという歌を歌うそうです。
4)命名式がある! Esim Koyu(エスィム コユ)
日本はお七夜として1週間後に命名式がありますが、カザフスタンも命名式があります!
カザフスタンでは、尊敬する人の名前をつける傾向があるそうです。
5)歩き始めたらこの儀式! Tusaukeser(トゥサケス)
赤ちゃんが歩き始めたらするお祝いの儀式です。
ねじり紐を固く赤ちゃんの足に結び、それを切って自分の足で歩き出すことで、人生を順風満帆に過ごせる様に祈るそうです。
そのあとは、周囲と共に食事と歌で楽しみます。
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カザフスタンは日本から遠い国ですが、少し日本に似ている要素もあるということがわかりました。
伝統の文化を子どもに伝えていくことも、大事ですね。
<余談>カザフスタン料理とは
カザフスタンは、周囲の国々の文化の影響をうまく取り入れて、さまざまな料理が食べられています。
しかし、基礎となる要素が以下です。
・肉(牛、羊)
・乳製品(ヨーグルトやバターなど)
・小麦粉
特に、羊は脳みそから内臓まで、全ての部分を残さず食べるためにできた料理たちが、遊牧民の知恵が凝縮されているなと思いました。
kuyrdak(クイルダク)という料理はその代表です。
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