【無痛分娩完全レポート】計画分娩で第2子を出産!痛さはどうだった?詳細に書きます!
2023年11月、東京都世田谷区内の某病院にて、計画分娩&無痛分娩で第2子を出産しました!
「ぶっちゃけ無痛分娩って本当に痛くないの?」
「麻酔って入れ始めてどれくらいで効くの?」
「自然分娩と比べてどうだった?」
「お金かかるけど、コスパはどうなの?」
私も血眼になってSNSの個人のレポートや病院の動画を観まくりました・・・
ので、レポートを書いて記録に残したいと思います!
【前提】
目次
- 1 【前提】
- 2 【経過】
- 2.1 <出産前日>
- 2.2 <出産当日>
- 2.2.1 5:30 起床
- 2.2.2 6:15 LDRに移動
- 2.2.3 7:45 点滴針挿入、促進剤投与開始
- 2.2.4 8:00 夫到着
- 2.2.5 9:00〜10:00 徐々にお腹の張りが強くなる感覚がするが、陣痛ほどではない痛みが続く
- 2.2.6 10:00 無痛の麻酔の準備
- 2.2.7 10:40〜12:00 子宮口が全開になるまで余裕の面持ちで待つ
- 2.2.8 12:00 破水
- 2.2.9 12:05 助産師さんが破水を確認、子宮口はほぼ全開なのに胎児が回転していなかったためお腹をマッサージして促す
- 2.2.10 12:10〜12:20 ズンズンと股の間に頭が降りてきて挟まる感覚を感じ、どんどん陣痛の張り感から痛みの質が変わる
- 2.2.11 12:30 いきむ準備が全て整い、陣痛もきていたので踏ん張り始める
- 2.2.12 12:39 いきみ始めて3回目の踏ん張りで出産!
- 2.2.13 12:45 胎盤を出したり会陰裂傷後の縫合や出血量の確認など出産後の後作業が始まる
・経産婦、特に既往歴なし
・第2子は身長50cm、頭囲平均サイズ、体重3200g程度とまあまあ普通の大きさだった
・東京都内、世田谷区内の某病院で24時間365日麻酔科がいる病院で出産
・計画分娩
・1人目出産時に会陰切開をしている
・痛みには強い方と自認
【経過】
<出産前日>
13:00 入院
→手続きや院内案内、荷物整理などで意外とあっという間に時間が過ぎた
→昼食は済ませて病院にin
16:00 外来診察、子宮口を見てバルーンを入れるか判断
→子宮口が3〜4cmまで広がっていたためバルーン挿入は無しになった。
子宮口がそれくらい広がっているとバルーンが勝手に外れてしまうため入れても意味がないとのこと。
初産婦の方が子宮口が閉じていることが多い。
→内診グリグリで若干前駆陣痛が起こったが夕飯の頃には治った。
特に経産婦で、内診グリグリを経て陣痛が来る人もいるみたい。
18:00 夕食
→産前は普通の病院食。
20:00 病院から産後の入院についての説明を受ける
やることもなく夕飯を食べて就寝
0:00 食事がNGになる(軽い水分補給はOK)
翌日無痛分娩で麻酔をかけるので食事は深夜12時でNGに。
飲み物も水やスポーツドリンクはOKだったがカフェオレなど透明でないものは飲まないでください、と言われる。
(スポドリも半透明では・・・と思ったけど、医学的なことはよくわからないので当日はグリーンダカラを3本用意して分娩に臨んだ。)
★よかったポイント:腹が減っては戦はできぬ★
前日の0時から何も食事が取れないため、お腹が空くのでスポドリの甘さは出産までのエネルギーチャージに助かりました・・・!
<出産当日>
5:30 起床
6:00からLDRに移動するため+緊張で眠れない、で目が覚めた
促進剤は7:30頃からと言われる。その前の1時間半はNSTを行うための時間などに使われる。
6:15 LDRに移動
→助産師さんが病室に来てLDRへ移動。
→荷物を置いてベッドに移動。NSTのモニターをつける。
スマホをバッグに入れたままにしてしまい、しばらくスマホが使えず涙。
モニターをつけている間は動けないので、スマホは持参しましょう!!
7:45 点滴針挿入、促進剤投与開始
→7:30頃から促進剤を、という話だったが他のお産を迎えている方の兼ね合いで少し遅れて開始。
点滴針の挿入もそこそこ痛かったな、と振り返れるくらい無痛分娩の痛みは少なかった。
1人目の自然分娩の時は陣痛の痛さのあまり、点滴針を刺されたことすら覚えていなかったのに!
→今回お産をした病院は少なくとも促進剤の量は10段階で調整していた。
1番少ない段階から徐々に30分〜1時間弱くらいの間隔で促進剤の量が増えていった。
私は今回8段階目の段階で陣痛が定期的にそこそこの強さで起こるようになり、そこからは増やさなかった。
→以後、痛みのレベルを1〜10で表現した表を元に出産まで痛みのレベル感を人に伝えていくことになる。陣痛の最高潮が9〜10だとして、会話ができないレベルの痛みは4〜5、薬を投与してほしい程度の痛みは3〜4となっていた。
全体を通して、概ね痛みレベル3〜5の間で出産ができた。感動。
8:00 夫到着
今回は6:00からLDRにて立ち会いOKとのことだったが、上の子の送迎等があったので8:00に病院入り。
★計画無痛分娩にしてよかったポイント★
上の子が生まれてから夫とゆっくり会話する時間があまりなかったが、無痛分娩で早めに夫が立ち会ってくれたおかげで子宮口が全開になるまで楽に過ごせて、他愛のない会話をしてリラックスした時間を過ごすことができた!
自然分娩ならこんなことはまずできない・・・涙
9:00〜10:00 徐々にお腹の張りが強くなる感覚がするが、陣痛ほどではない痛みが続く
→促進剤の量を徐々に増やしていった
→最初は生理痛のような痛みはあるものの薬を飲むレベルではない程度の痛みが続き、「これ、本当に効いているの・・・!?」と不安になったが、10時になる頃には生理痛のかなり重い方(会社に出勤できないレベル)で痛くなっていた
→この段階で本陣痛が来たと助産師さんが判断、分娩時間の計測が始まる
→子宮口は5cm程度の開き具合
★今ならこうした!★
促進剤がじわじわ効いていると「まだ大丈夫」というバイアスがかかりがち。
レベル感としては、薬を飲みたいくらいの生理痛のレベルで無痛の麻酔を入れてもらうようお願いするとちょうど良いのかも。
10:00 無痛の麻酔の準備
→呼吸を意識して痛みを紛らわすレベルになってきたため、この段階で無痛の麻酔を入れてもらうことになった
→準備〜投薬まで30分程度
→体を丸くして針を入れてもらうまでが1番きつかった。お腹は丸まって苦しいし、陣痛は来るし針を刺されて痛いと感じるし、「早く麻酔効いてくれ〜!」と何度も心の中で叫んだ(実際には叫ばずに必死に息をしている感じ)
→子宮口は7〜8cmの開き具合
★無痛の麻酔はこんな感じだった!★
→無痛の麻酔の掛け方は2つあるそうで、今回私がお産でお世話になった病院は「ダブルカテーテル法」でした。2回に分けてチューブを入れていく形になるので「あのチクチクした感じがもう1回あるの・・・!?」とは思いましたが、結果として麻酔はとても良く効いたのでOKです!!!w
→まずは局所麻酔から行い、少しずつチューブを入れていき、最後に麻酔が入っていくという流れ(のように思えた)でした。
→局所麻酔はお腹を丸くすることや陣痛を逃すことに精一杯で、歯医者に行った時の麻酔をされる時と同じくらいの「悶絶するほどは痛くないけどチクっとは感じる」程度の痛みでした。
→チューブを入れていく際は、痛みに左右差がないよう進めていきますが、どうしてもどこかの神経に触る(?)と痛みが出ることがあります。例えば私は下半身の左尻が挿入中チクっと痛むことがあり(針で刺されたような痛み)、痛くて「ウッ」と言ってしまうレベルでした。痛みも突然来るからです。ただ、それも「早く麻酔が効いてくれますように・・・」という気持ちで大体はカバーできる程度でした。
→麻酔が入り始めてから15分〜30分ほど効果を感じるまでかかる、という口コミがSNSには多かったように思いましたが、私は比較的すぐじんわりと痺れを感じていて痛みの治りは体感的に早く感じました。30分測るほど余裕がなかった分、この30分はあっという間でした。
→以後、青いボタンがついたものを渡され「痛くなったら押してね!」と言われるが、15分おきに自動で麻酔が入る仕組みになっていたので効いていたこともあり後半に2回程度しか押さなかった。
→効いてからは陣痛のお腹の張りと子宮が収縮する感覚はあれど、「お〜お腹張ってる?」と思えた程度の痛みに落ち着きました。子宮口が7〜8cm程度開いているのに軽度の生理痛程度の痛みでびっくり!
→麻酔科の先生は、アルコールを染み込ませたコットンを左鎖骨下と麻酔が効いている部位に交互に当てながらひんやり感を感じるかどうかで麻酔の効き具合をチェックしていた。初めてのことだったので、最初はコットンを触られている感覚で潜在的に比較してしまって答えていたが、麻酔がさらに効いてくるとひんやり感の差が随分とあることに気がつき、的確に回答で切るようになった気がする。あくまでひんやり感の比較をして!というのが当時の私へのアドバイス。
10:40〜12:00 子宮口が全開になるまで余裕の面持ちで待つ
→あっという間に麻酔が掛かり、夫と会話して実況ができる余裕さ。
→子宮口はこの間にほぼ全開になっていくが、全く自覚はない。
→強いて言えば、麻酔をかけるとゴロゴロ寝返りを打っても良いとは言われたが「麻酔のチューブがずれて痛みが出ることがある」と言われるとそれが怖くてあまり寝返りを打ちたくなくなるのがデメリットかも。そうすると床ずれの可能性も出てくる(麻酔が効きすぎてお尻が痛くなっても感じないため)。
→助産師さんと麻酔科の先生方がしばしば様子を見に来てくださった(よく言えば夫と2人の空間になるので会話がはずむ、悪く言うとずっといてくれるわけではないので何かあった時にすぐに対応は難しい)。頻度が増すごとに出産が近いかもしれないと感じた。
→助産師さんに「卵膜が今にもはち切れそうだから、もしかしたらもうすぐ破水するかも?14~15時には生まれたらいいかな!」と言われる。11時台は「そんな感じはまったくしないけど・・・」と思っていたが、この後あっという間に破水する。
12:00 破水
→「いつになったら破水するのだろう・・・」と横になって思いながら夫と会話していたら、突然ジワッと膣から生暖かいものが出てくる感覚がした。生理2日目くらいの、突然経血がワッと出てくるあの感覚。1人目の出産の際も破水から陣痛が始まったので「これはくるかも」と第六感が働く。ナースコールを押す。
※あまり動きたくなかったので夫に「ナースコール押してもらえるかな?」と言ったが夫が「ナースコール?どれ?(あたふた)」となかなか押してくれなかったので、必死になって結局自分で探して押したのは今となっては思い出
12:05 助産師さんが破水を確認、子宮口はほぼ全開なのに胎児が回転していなかったためお腹をマッサージして促す
→ナースコールを押して助産師さんがLDRに入ってきて、内診の上破水を確認。
→「子宮口はほぼ全開なんだけど赤ちゃんが回転してなくて、そのままストレートに降りてこようとしているね〜」と言われて、お腹をグニグニとマッサージされた。麻酔は効いているので痛みはそれほどまだない。
12:10〜12:20 ズンズンと股の間に頭が降りてきて挟まる感覚を感じ、どんどん陣痛の張り感から痛みの質が変わる
→破水してから突然頭が股の間に降りてくる感覚を感じるようになる。
→陣痛によるお腹の張り感から「物理的に何か大きなものが下にめり込むことによる痛み感」を感じるようになる。
→痛みの質が変わったことにより、一気に余裕だった雰囲気から一転して「重い生理痛で顔をしかめる」程度の痛みが襲ってくる。
12:25 10人くらいの病院関係者がLDRに入って来て、助産師さんにより分娩台の用意がされる
→麻酔科の先生が「強い麻酔足しますね!」と急いで麻酔を足してくれる。効き目が間に合ったのは出産直前だった感覚があるが、もともと陣痛よりも軽い痛みだったので本当に「顔をしかめる程度」の痛みで済んだ。
→ドヤドヤとLDRに麻酔科医の先生、産科の先生、看護師の方など人が入ってくる。10人くらい。大人数に股を覗かれる恥ずかしさを若干感じるくらいの余裕があった。むしろ「これはもう出産なのだな、早く産みたい〜!」と意気込む。
→LDRなので、あれよあれよと分娩台の用意がされる。ベッドタイプのフォーメーションから、足を乗せて踏ん張る感じの台に変わる。麻酔が効いているの影響で足が痺れているので、自力で簡単に乗せられる状況ではなかったがそこは助産師さんが乗せてくれるので大丈夫。ただ、完全に感覚がないように調整されているので踏ん張ることはできた。
12:30 いきむ準備が全て整い、陣痛もきていたので踏ん張り始める
→いよいよ最終段階。陣痛の波が来た時(モニターで確認しつつ声を掛けられるが、自分でも程よく麻酔が効いているようないないような感じなので波が来るのがわかる)、思いっきり股に力を入れて踏ん張る。
→助産師さんがお尻の辺りを押してくれるので、そこを目掛けて力を集中させる。
→夫は助産師さんの計らいで股が覗けないような絶妙な場所で応援。頭を支えてくれたことが嬉しかった。
→なお、破水〜出産の流れが早すぎて会陰裂傷を起こしてしまった。1人目の会陰切開も痛かったけれど、裂ける痛みはまた別物で出産後もしばらく痛みと闘うことになる。助産師さんに「早く分娩できてよかったけどこれは心残りです・・・」と言われる。助産師さんのせいではない!
※産院によると思うけど、夫が股を見ないような配慮をしてくれた心遣いは個人的には嬉しかった。覗かれても平気だけど、夫のトラウマになる(血まみれの股を見ることによる)のもアレだし・・・
★とにかく長くいきむことがコツ!!!★
2回出産して感じたのは「とにかく長くいきむと頭がどんどん外に出てくる」ということ!短くいきむとなかなか頭が出てこなくて、1人目の時は分娩台に立ってから生まれるまでに2時間半かかった(平均1〜2時間)。
12:39 いきみ始めて3回目の踏ん張りで出産!
→経産婦なので早いだろうと思っていたけど、3回目の踏ん張りで「はい!もう楽にしていいですよ〜!」と言われ、「あ、生まれる」と感じた。
→頭に挟まっていた頭が急に抜ける感覚も同時に感じる。
→その後助産師さんが「今出てきますよ〜」と言いながら会陰部を広げながら肩を出し、ずるずると赤ちゃんを取り出す。この感覚は麻酔がかかっていても感じている。
→赤ちゃんを持ち上げてくれ、私が見えるようにしてくれる頃にちょうどウニャア!と赤ちゃんが泣き始めた。感動。
→麻酔により痛みもそこそこだったので、生まれた時の感動を夫と分かち合う余裕があった。無痛分娩の醍醐味はここかもしれない。1人目の時は酸素マスクもつけて、意識も朦朧としていて、生まれた時は「死ななかった・・・よかった・・・」という気持ちが先行していた。
→気力・体力的な消耗具合の感覚が全く違い、無痛分娩だと「余裕がある」と仮に実際は余裕がなくても感じることができるのは産後に大きく影響したと感じる。
12:45 胎盤を出したり会陰裂傷後の縫合や出血量の確認など出産後の後作業が始まる
→無痛分娩でこの作業が痛くないことは、地味にSNSに大々的に書かれないが影響は大きい!
→胎盤を出す時のマッサージが1人目の出産時痛すぎてトラウマだったが、今回は全く痛くなかった。あっという間にドゥルンと出てきた感覚。
→会陰縫合も、1人目の出産の時は痛すぎて「ウッ」と言いながら我慢していたが、今回は会陰を縫われていても全く痛くないのでこの間も夫と話しながら過ごすことができた。
14:00 麻酔を切ってから1時間経過したので食事ができるようになる